星愛空~届かなかった手紙~
「「ようこそ!!sweets:loveへ!!」」
お店に入った瞬間、淡い香水の匂いで
鼻が痛くなるほどキツい匂いだった。
「「かぁっこいい♪」」
二人は声をそろえて言った。
ーーーーーーーーーかっこいい?ど、どこが?!
「お客様ご指名は?」
オーナーが私たちに問いかけてきた。
「ほら!!年とかきかれないでしょ?!」
織香が静かに耳打ちした。
織香と瀬玲奈はそれぞれ
自分のパーティーを探し、
腕をくんで歩いていった。
また…、
取り残されたぁぁ!!!
ーーーーーーーーーーーーー「華波…?!」
聞き覚えのある声ー…。
私はすかさず後ろに振り返った。
「大地兄ちゃん!!」
「華波身長のびたなぁ~!!」
「てかホストでバイトって…、」
「あーもーこのことについて
コメントすんな!ただのバイトだからー…!!」
「へーぇ」
私は意味ありげに笑った