星愛空~届かなかった手紙~
私は脱衣所の棚にあった
バスローブを来て、バスルームを出た。
ーーーーガチャッ
「お、早いなぁ~」
雄樹はベッドに座りながらテレビを見ていた。
「うん、ー…髪の毛洗っただけやから。」
「そか、」
私も隣に座ってテレビを見た。
雄樹はバラエティークイズ番組を見ながら笑っていた。
「次、お風呂いいでぇ~………」
髪の毛をタオルで乾かしながら言った。
「俺、しばらくはいーわ。
この番組終わったら入るなぁ~~~~~」
「えっだめやよ~~~!!
こんなに濡れてるやん!!!……」
私は持っていたタオルで雄樹の頭をふいた。
「ほらっ濡れてる~」
私は雄樹の髪の毛をタオルで乾かすことにした。
ーーその時…
ーーーーガッ
「痛っ……離して……」
私は雄樹に強く手首を掴まれた。