星愛空~届かなかった手紙~
「そんなことどうでもええねん……!!」
ーギュ…………
雄樹は震えながら私を抱きしめてきた。
「そんなこと気にすんなやー…」
雄樹ー…泣いてるの?
私のためにー…泣いてるの…?
「病気やからって
なんも怖がることないねんで…………」
ーーーーーードサッ
…………………え…………
私は再びベッドに押し倒された。
「……やっ………」
私のバスローブはもう脱げそうな位にはだけていた。
「やめ………」
雄樹は私の言葉なんて全く聞かなかった。
「……ねぇ………!!」
私の目にだんだん涙が溜まってくる。
……もう……だめ…………。
ねぇ…やっぱり私って幸せになんてなれないのかな。
幸せになりたかったよー…。
でもそんなのやっぱり無理だったんだ。