星愛空~届かなかった手紙~
「……したでー…
売ったの……!!体を売ったんやで!!!」
私はメチャクチャになるくらい崩れた。
ベッドにうずくまってー…。
「……売るってー…お前ー…」
雄樹の顔から笑みは消え、
震える声だけが聞こえてくる。
「…うっ…ッうううっ……」
私の涙は途切れることなく、
つきることなく流れる。
……このまま私達は持ち続けることなんてできない。
「じゃあお前……
俺にうつすつもりだったんか……?!」
雄樹の震える声はいつの間にか怒りに変わっていた。
「……違っっ……うううっッ……
私はッ……初めから断るつもりだっ……た」
私は精一杯叫んだ。
「ハァッ………
本間は初めからうつすつもりやったんちゃうんか……?
んま、お前ありえんわ。」