星愛空~届かなかった手紙~
ーーーーピッ
送信………………………。
送信した後。
私の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
私、頑張るよ。
雄樹に負けないようにー…頑張るよ。
この命が尽きるまでー…精一杯頑張るからー…。
「……もう絶対泣かない。」
私は涙をベッドの布団で拭って立ち上がった。
ーーーーーガチャッ
そして部屋を出て、葵衣達のたまっているプレイルームに行った。
「華波?!ッツッ」
葵衣は私を見つけた瞬間勢いよく
駆け寄ってきた。
「…お腹すいたぁ~」
私はいつもどおり葵衣のお菓子をつまんだ。
「あーー!それ最後に残しとったたのに!!」
「早いもんがちやし!」
私には居場所はあった。
限りなく小さいけど。
暖かいー…居場所。