星愛空~届かなかった手紙~
ーーーーーーーードクンッ
また体がふらついた。
呼吸がしにくくなってくるー…。
「あんた大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫♪」
「病院行っときなさい」
「大丈ー夫!!私、瀬玲奈たちに会いにいくし!!」
「本当に大丈夫なの?」
私はお母さんの言葉も聞かず、
家を出た。
そして一番始めにあいたいと思ったのはー…。
大地兄ちゃん。
私は大地兄ちゃんに電話をかけた。
お母さんよりもびっくりしていた。
そして駅前で会う約束をした。
私はおめかしするほど、かわいい服を着ていなかったけど、すぐに駅前へと向かった。