星愛空~届かなかった手紙~
また会えたね。
ーーーーーバタパタパタ……
私は必死に階段を駆け上がる。
それは不覚にもー…“要”というプレートを目の当たりにしたからだ。
要という字の下には
「501」とかかれていた。
おそらく501号室にいるのだろうー…。
私は5階まで上がった。
501……501…………
「あ……!!」
私はやっとこさ、501号室を見つけた。
足はだんだんそちらへと動く。
ー…ここに要君がー…。
私は期待と不安でいっぱいだった。
静かにノブ手をかけた。
ーーーーーギィイ………………
ーーーーあれ……………?!
誰もいないー…。
ーーーーなんでー…。
確かにプレートには要ってー…