星愛空~届かなかった手紙~

好きが溢れて。


「笑ってる。」

私、今、泣いてていいの?
本当に、泣いてていいの?!。

もっとしなきゃ
いけないことがあるんじゃないの?!

私がそう思えたのも
このプリクラのおかげなのかもしれない。

要君ー…まだ持ってたんだね。
ーー大切にしてくれてたのかな…

もしかしたら
毎日このベッドに置いてみてたのかな………。

ーーーそんなに
私のこと大切に想っていてくれてたなら……。
いや、私がもっと正直になっていなかったら…。

私の心の中は
もっと、とかもしも、とか。
そんなものばかりー…。

泣いちゃだめ。
だってまだ要君生きてるもん。

いくらー…意識が不明でも。
生きてるもん。
まだー…生きてる。

要君ー…頑張ってー…。

「私も、頑張らなきゃねー…」

そう言って私はベッドから立ち上がった。










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