星愛空~届かなかった手紙~

要君ー…。
なんでー…
どうして返事も
ないのに何枚も、何枚も送ってんの?
ねぇー…。
要君はいつも笑顔だったけど、本当は悲しかったんじゃないのー…?

私は再び次の封筒を開けた。

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華波へ

何ヶ月ぶりだろう。
元気か
手が痛くて字がかけない。
めちゃくちゃ情けないよな~

また今度手紙送るな。

      京平。
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もうなんでー…
私はー…、
要君のこと忘れることなんてなかったよー…。

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華波へ

寮生活はどうだ?

またいじめとかねぇよな?

あの時はごめんなー…。
俺のせいでー…。
ごめんなさい。

なんかしんみりしたから終わります。

    京平

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不細工な字で書きなぐったように
かかれている字。

「要君のせいじゃないよ……!!!」

気がつけば手紙にたくさんの涙が落ちていた。
私の心を濡らしていくようにー…。

そして次の手紙もー…
次の手紙も同じような内容ばかりだった。







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