星愛空~届かなかった手紙~
私の言葉は止まらない。

いつも思っているだけの気持ちが、一気にはじけだすー…。

「もっとお互い、あつかましかったら、
続いてたのかもしれないねー…。
ーーーでも要君はー…あなたはずっと私のこと好きだったんでしょ?
………………私もだよ。

私もずっとずーっと
忘れられることなんてなかった。

ただ、強がってる自分に気づかないまま、
新しい出会いを探してた。

ーーーバっカみたいだよね。
笑っちゃうよねーーーー……………。

でもね、あなたと過ごした日々を思い出にすることなんて、できるはずがなかった。

本当に好きだった。
好きだったんだよー…………っ……

……………っ…愛してたんだよ………!!!」

私の涙は次第に多くなっていく。

「大好きなんだよっ!」

大好きなんだよー…。
めちゃくちゃ大好きなんだよー…。

溢れるほど大好きなんだからねー…。
< 387 / 418 >

この作品をシェア

pagetop