星愛空~届かなかった手紙~
ピチチ…………
カーテンの隙間から光が見える。
「朝…………?!」
私は気づかぬ間に寝ていたー…。
私は病院のソファ
のようなところで眠っていた。
………泣きすぎたのかな………
少し頭が重く感じるー…。
一階は要君の寝ていた部屋の掃除で看護婦さんが掃除をしていた。
ーーーーーー要君ー…。
遠い廊下の向こうでガラスの中の要君をただ、見つめる。
今にも目をあけそうなのにー…。
ありもない奇跡を願っていたー…。
無駄なことは分かっててもー…ただ、ただ。
「すみません………」
私は掃除中の看護婦さんを呼び止めた。
「はい……」
「最後に一度要君にあわせて下さい。」
「………………………」
「ダメですか?…」
「いいですよ。」