星愛空~届かなかった手紙~
「…………………寝るねー…。」
話から逃げるように…
私は一方的に電話を切った。
涙は流れ続け、止まることなんてなかった。
HIVかもしれないって言われた時はー…
あんまり、気にしていなかった…。
けど、HIVは薬の効果が切れると…。
死。に至る。
そして…みんなの軽蔑の中、
生きていかないといけない。
「うっ…うっ…」
私の目からは大粒の涙がどんどん
流れ、息ができないほど…泣いた。
鼻がつまる程ないた…。
鼻がぐすんって音がなる程…。
頭が割れそうに痛くなるほど…
泣いた…。