星愛空~届かなかった手紙~
キーンコーンカーンコーン…
「華波~!!
お弁当食べよッ」
織香が私の隣の席に座ってきたー…。
「う…ん!!」
「ぁ~ごはんの時間で和む~!」
めずらしく
織香は一人で昼ご飯に夢中になっていた。
なにか、話さなきゃ…、
「め、ずらしいね!!
織香がお弁当に夢中になるの」
私は自分のお弁当を机の上に置いた。
「今日はお腹すいてんの!!
あり?!華波は食欲ないね?!どしたの!?」
「ちょっと体調悪いんだよ~…!!この頃。」
私はお腹をさすって言った。
「え?!だ、大丈夫~?!
バカは病気ならんっていうのにねぇ」
織香はお箸を置いて私の背中をさすった。
「それ、何気に失礼だし!!」
「えぇ~?!でもなんの病気だろうねぇ!!」