星愛空~届かなかった手紙~
分かってるからこそ、
言えなくて、
分かってるからこそ、
あやまちをおかしてしまうー…。
「俺さぁ~…あの時、華波ちゃんのこと
かわいいって言ったじゃん…?あれ本当だから」
ーーーーー本当…。
「私も…あの時は
要君のこと好きだったのにー…。」
私はあの日要君に恋してた。
大きな手で包んでくれるような…
優しい、光がさしこんでくるような…。
要君はそんな暖かい光のような人だったよ。
暗闇に落とされたって、
一人に取り除かれたって…。
光を注いでくれたー…。
まるで星のようにー…。
「今更…もう遅いよなぁ…。」