星愛空~届かなかった手紙~




私わがままだよね。

自分ばっかり苦しんでると思ってー…。

私はしぶしぶと家に帰った。



「………ただいま。」

玄関に入ると電気は消えていた。

でも、もうこんなん慣れた。
毎日こうだもん。

私はリビングに行き、
ご飯を探した。

けれど、私のために残されたご飯は
一つもなかった。

「……あるわけないのにね…」



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