契約から繋がる


「初めてなら可愛がってやるからな」


男は私に覆いかぶさると
ビリッと上着を破った。


「い、いやぁぁぁ!!!!」


「叫んでも誰も来ないよ。無駄だよ」





その時…


開く筈のない扉が開いた。


「おい。何やってんだ大事な商売道具に」


「!!!!い、いえっ。初めてだって言ってたんす。だからっ」


男は慌てて立ち上がり
私は入って来た男を見た。








…さっきの車に乗ってた人。



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