契約から繋がる
「不動産?」
「家、買わないとな」
「家?!何で?今の家は?」
「お前以外にもいるからな。あのマンションはアイツ等にくれてやる」
「…それって……同棲って事?」
「そうだな。ほら、行くぞ」
オーナーは私の手を取ると
二人で中へ入った。
オーナー…じゃなくて
冬真さん…。
私達の出会い方は
普通じゃなかったけど。
でも…私はあなたが大好きだよ。
あなたも私を愛してくれてるよね。
すごく、伝わってるから。
これからは
商売道具じゃなく…恋人として
宜しくお願いします。
【END】