先輩の一番になりたい
そして、翌日。
教室にやって来ると、あちこちで浮かれた声が聞こえてきた。
今日は、皆が密かに楽しみにしている体育祭なのだ。
男子たちは、女子にカッコいい姿を見せようと必死になってる子もいれば、適当にサボろうとしている子もいる。
そんな中、女子はというと……もちろん、サボろうとしてる子たちもいるけど、篠宮先輩のカッコイイ姿を思う存分見ることができる日だと喜んでいる子が多い。
きっと、先輩の周りには女の子の人だかりができるのは目に見えてる。私は、その中に入ろうなんて思わない。
(そっと見守る程度に見れたらマシなほうかな……)
女子の中でも、津田先輩は常に篠宮先輩の近くにいるため、周りも一目置いている。
すると、私の後に教室にやって来た、友達の戸塚恵奈ちゃんが話しかけてきた。
教室にやって来ると、あちこちで浮かれた声が聞こえてきた。
今日は、皆が密かに楽しみにしている体育祭なのだ。
男子たちは、女子にカッコいい姿を見せようと必死になってる子もいれば、適当にサボろうとしている子もいる。
そんな中、女子はというと……もちろん、サボろうとしてる子たちもいるけど、篠宮先輩のカッコイイ姿を思う存分見ることができる日だと喜んでいる子が多い。
きっと、先輩の周りには女の子の人だかりができるのは目に見えてる。私は、その中に入ろうなんて思わない。
(そっと見守る程度に見れたらマシなほうかな……)
女子の中でも、津田先輩は常に篠宮先輩の近くにいるため、周りも一目置いている。
すると、私の後に教室にやって来た、友達の戸塚恵奈ちゃんが話しかけてきた。