無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
「そんなことをおっしゃらず、どうか長い目で見てやって下さい。とりあえずここでのんびりされて、彼を嫌いにならないで下さい。じつは、あなたのことは部下たち全員、つまりこの駐屯地にいる全員が知っていて、あなたを陛下の花嫁にすると張り切っているのです」
「な、なんですって? それってパーシー、あなたとチャーリーが言いふらした、失礼しました、二人が教えたのですよね? たしか、昨夜陛下はあなたたちにわたしの存在は秘密にするようにとか、そのようなことを言っていたような気がしますが」
「あー、そうかもしれませんね」
チャーリーが言い、双子の兄弟はおたがいの顔を見合わせた。
「な、なんですって? それってパーシー、あなたとチャーリーが言いふらした、失礼しました、二人が教えたのですよね? たしか、昨夜陛下はあなたたちにわたしの存在は秘密にするようにとか、そのようなことを言っていたような気がしますが」
「あー、そうかもしれませんね」
チャーリーが言い、双子の兄弟はおたがいの顔を見合わせた。