無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
「お、おれの声?」
「たしかに、いまの怒鳴り声は怖ろしかったですよ」
パーシーが追い打ちをかけると、この場にいる人たちがいっせいに笑い始めた。
いつの間にか、馬車道の向こうにいた近衛隊の隊長や隊員たちもやって来て一緒になって笑っている。
わたしも笑ってしまった。
こういう国王もいるのだ、ということを知った瞬間だった。
「たしかに、いまの怒鳴り声は怖ろしかったですよ」
パーシーが追い打ちをかけると、この場にいる人たちがいっせいに笑い始めた。
いつの間にか、馬車道の向こうにいた近衛隊の隊長や隊員たちもやって来て一緒になって笑っている。
わたしも笑ってしまった。
こういう国王もいるのだ、ということを知った瞬間だった。