無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
国王とカフェでスイーツを
「ふんっ! おれは視察の続きがある。行きたければおまえたちだけで行けばいいだろう? いちいちおれを誘うな」
それでも、ヴィクターは頑なに拒否をした。
「陛下、そんなことを言わずに。だいたい、いつも視察なんて適当で、町の人たちと話をしたりカフェでさぼったりしているでしょう? どうして急にそのように真面目になるのです?」
「チャーリー、そ、そんなことはない。みながちゃんと暮らせているか、くまなく見てまわっているではないか」
「だったら、今日くらいはさぼりましょう。せっかくいい天気ですし、テラス席でワイワイ喋りましょう。スイーツを食べ、レモネードを飲みながらね」
「しつこいな、パーシー。いいかげんにしろ」
ヴィクターは、馬上で大きな体全体を使って拒否し続ける。
それでも、ヴィクターは頑なに拒否をした。
「陛下、そんなことを言わずに。だいたい、いつも視察なんて適当で、町の人たちと話をしたりカフェでさぼったりしているでしょう? どうして急にそのように真面目になるのです?」
「チャーリー、そ、そんなことはない。みながちゃんと暮らせているか、くまなく見てまわっているではないか」
「だったら、今日くらいはさぼりましょう。せっかくいい天気ですし、テラス席でワイワイ喋りましょう。スイーツを食べ、レモネードを飲みながらね」
「しつこいな、パーシー。いいかげんにしろ」
ヴィクターは、馬上で大きな体全体を使って拒否し続ける。