無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
「うわぁ、美味しそう」

 力いっぱい感嘆の叫び声をあげてしまった。

「実際、美味しいのです。さあ、食ってみて下さい」
「ほら、早く。巨漢のだれかさんに取られてしまいますよ」
「だれが取るものか。スイーツなど、レディや子どもの食い物だろうが」

 チャーリー、それからパーシーに勧められた。

 パーシーにいじられたヴィクターは、プリプリ怒っている。

 せっかくだから、さっそくいただくことにした。

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