無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
「さあ。いまとなっては、だれも知らないわ。知ろうとも思わないし。どうでもいいのよ」
(そんなものなの? 公爵家どうしが仲が悪いって、なにかあった際になにかと都合が悪いのではないかしら?)
例えば、オーディントン国が危急の事態に陥り、一致団結しなければならないときとか。
「ですが、どうにか結ばれないでしょうか? 愛し合っている者どうしがいがみ合わなければならない。こんなこと、あってはならないと思うのです」
力いっぱい訴えてみた。
こうなったら、情に訴えるしかない。
(そんなものなの? 公爵家どうしが仲が悪いって、なにかあった際になにかと都合が悪いのではないかしら?)
例えば、オーディントン国が危急の事態に陥り、一致団結しなければならないときとか。
「ですが、どうにか結ばれないでしょうか? 愛し合っている者どうしがいがみ合わなければならない。こんなこと、あってはならないと思うのです」
力いっぱい訴えてみた。
こうなったら、情に訴えるしかない。