無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
国境までの雇われ馬車の馬は、こき使われすぎ、疲れすぎているようだった。年老いているのもあるのかもしれない。すぐに走る速度が遅くなり、ムチでぶたれていた。おそらく、それが度重なるものだから、ついには馬が動けなくなって馬をかえなければならなかった。老馭者がそのようなことを言っていた気がする。
しかし、軍馬は違うみたい。ずっと同じ速度で走り続けているのはさすがである。
しかし、軍馬は違うみたい。ずっと同じ速度で走り続けているのはさすがである。