無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
その木製の扉の前にも二名の兵士が立っている。
これまでと同じように敬礼と答礼があり、その後扉が開けられた。
その奥もまた廊下が続いているけれど、先程の大廊下に比べればあたたかみがある。等間隔に設置されているロウソクの灯が、あたたかみを添えているのかもしれない。
大廊下にはロウソクはなく、切り抜かれた窓から入り込んでくる月光と篝火の光だけだった。
またしばらく歩いたところで、パーシーの足が止まった。
わたしも慌てて立ち止まる。
これまでと同じように敬礼と答礼があり、その後扉が開けられた。
その奥もまた廊下が続いているけれど、先程の大廊下に比べればあたたかみがある。等間隔に設置されているロウソクの灯が、あたたかみを添えているのかもしれない。
大廊下にはロウソクはなく、切り抜かれた窓から入り込んでくる月光と篝火の光だけだった。
またしばらく歩いたところで、パーシーの足が止まった。
わたしも慌てて立ち止まる。