無能者だからと離縁された私は、「野獣王」の生贄妻となりました~じつは無能ではない私。あらたな旦那様の「真実の声」が可愛すぎて幸せ満喫中。クズな元夫と義姉は絶対に許せないので破滅してもらいます~
「パーシーとチャーリーね」

 わたしがなにも持っていないので、二人が準備してくれたに違いない。

「そういえば、わたしの衣服等揃えたいって言ってくれていたわね」

 パーシーとチャーリーに感謝しながら着替え、寝台の上に横になった。

「ヴィクターって、とても可愛かったわ」

 そうつぶやいたのが最後で、意識を失った。
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