小説
時刻は午前0時00分01秒。
うん。やはりこの言い方かっこいい。結構前から憧れてだんだよね。アニメとか映画とか見ているとそんなシーンを頻繁に目撃する。好みの種類によると思うのだけれど。
そんな変な事に私の繊細で大切な脳みそを使ってしまった理由は、目の前に流れた映像が大変退屈だった。まださっきの小説の方が見ていて楽しかったかも。
「どうだった?
そんな事言われても、ほとんどの内容は私の第二の心臓である脳が不必要だと判断したため覚えていない。
「良かったと思うよ。
雨が降っていなければさらに良かった。
「ふーん。それならよかった。
私は手持ち無沙汰になったので読んでいた文庫本の続きを読もうと思ったのに、右隣に置いたはずのものはそこに無かった。

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