たゆたう、三角関係
花火大会
サークルの花火大会は、夏の終わり8月下旬に河川敷で行われた。任意だったけど30人近いほとんどのメンバーが集まった。
私は紗里とあ〜やんさんと3人で喋ってたし、藤くんは悠馬とてつじさんと3人で喋ってた。
ドッと盛り上がる声がしたから私たちはその方向を見ると、てつじさんが5本くらいまとめて手持ち花火を振り回していた。悠馬がゲラゲラと大きな声で笑い、藤くんは少し呆れて火から避けるように身を引いて笑っている。
「紗里は悠馬とケンカとかしないの?」
突然あ〜やんさんが紗里に聞く。
「たくさんしますよー、元カノと連絡取ってたし」
「えー、それないわ」
「全然やましい事はないし友達だからって言うんですけど、連絡取り合ってること自体がありえなくないですか?」
「それはもう解決したの?」
「悠馬が何度もごめんって謝ってきて、連絡先消させました」
「強い」
あ〜やんさんが手を叩いて笑う。そしてくるっと私を見た。
私は紗里とあ〜やんさんと3人で喋ってたし、藤くんは悠馬とてつじさんと3人で喋ってた。
ドッと盛り上がる声がしたから私たちはその方向を見ると、てつじさんが5本くらいまとめて手持ち花火を振り回していた。悠馬がゲラゲラと大きな声で笑い、藤くんは少し呆れて火から避けるように身を引いて笑っている。
「紗里は悠馬とケンカとかしないの?」
突然あ〜やんさんが紗里に聞く。
「たくさんしますよー、元カノと連絡取ってたし」
「えー、それないわ」
「全然やましい事はないし友達だからって言うんですけど、連絡取り合ってること自体がありえなくないですか?」
「それはもう解決したの?」
「悠馬が何度もごめんって謝ってきて、連絡先消させました」
「強い」
あ〜やんさんが手を叩いて笑う。そしてくるっと私を見た。