たゆたう、三角関係
またてつじさん達のグループで笑いが起こった。つられるように見ると、一気にねずみ花火3つに火をつけていたところだ。シュンシュンと音を立てて勢いよく暴れ回る火の輪っか。逃げるてつじさん。藤くんは手を叩いて笑っていた。
「笑ってる場合じゃないよ、藤ー」
あ〜やんさんが呟く。と、まさか聞こえたのか藤くんがこっちを見た。女3人から見られて少し驚いたような顔をして後ろや周りをキョロキョロしてまた私たちを見た。「ん?」という顔をする。
紗里が「こっち見てる」と笑う。
「火傷するよ!」
あ〜やんさんが大声で言うと、藤くんも笑って「しょぼいから大丈夫です」と答えた。
「笑ってる場合じゃないよ、藤ー」
あ〜やんさんが呟く。と、まさか聞こえたのか藤くんがこっちを見た。女3人から見られて少し驚いたような顔をして後ろや周りをキョロキョロしてまた私たちを見た。「ん?」という顔をする。
紗里が「こっち見てる」と笑う。
「火傷するよ!」
あ〜やんさんが大声で言うと、藤くんも笑って「しょぼいから大丈夫です」と答えた。