新そよ風に乗って 〜慕情 vol.1〜
思いっきり怪しむような、疑った目で見られている。
はぁ……。
高橋さんに、嘘は通用しない。
「すみません。 嘘です。 ごめんなさい」
「帰りにお前の家に寄っていくから、2連泊ぐらい準備して来い」
エッ……。
2、2連泊って、高橋さん。
「な、何、言ってるんですか、高橋さん。 私、そんなに体が持ちませんよ」
ハッ!
何てこと、言っちゃったんだろう。
ひゃー。 最悪だ。
「陽子ちゃーん」
ううぅ……。
はぁ……もう駄目だ。
高橋さんに、気づかれてるし。
「まぁた今、エロいこと考えてたでしょ?」
やっぱり、バレてる。
「そんなんじゃねぇよ。 この週末はクリスマスも近いし、明良と仁も来るから」
「あっ……」
そうだったんだ。
カレンダーの並びが悪くて、クリスマス・イヴは平日。
この週末を過ぎると、月曜日に出勤するとまた火曜日は祝日で……。
だから、この週末にホームパーティーを開催する人が多いとどこかで聞いた気がする。
「まあ、お前がそれでも用事があると言うなら、別にいいけどな?」
高橋さんが、意地悪そうに聞いてくる。
「い、いいえ。 そんなことないです。 お泊まりしますよ。 お泊まりします。 お泊まりさせて下さい。 お願いします」
「フッ……いい子。 でも、ちょっと俺もエロいかもよ」
エッ……。
その言葉に固まってしまった私からブランケットを受け取ると、高橋さんがトランクにしまった。
『でも、ちょっと俺もエロいかもよ』
車に乗っても、先ほど高橋さんが言った言葉が、ずっとリフレインしている。
私の家に向かう間中、そのことで頭の中がいっぱいだった。
高橋さんが、そんなことをサラッと言うということは……。
また、寝かせてもらえないの?
そんな……。
はぁ……どうしよう。
いろいろなことが、頭の中を巡っている。
はぁ……。
高橋さんに、嘘は通用しない。
「すみません。 嘘です。 ごめんなさい」
「帰りにお前の家に寄っていくから、2連泊ぐらい準備して来い」
エッ……。
2、2連泊って、高橋さん。
「な、何、言ってるんですか、高橋さん。 私、そんなに体が持ちませんよ」
ハッ!
何てこと、言っちゃったんだろう。
ひゃー。 最悪だ。
「陽子ちゃーん」
ううぅ……。
はぁ……もう駄目だ。
高橋さんに、気づかれてるし。
「まぁた今、エロいこと考えてたでしょ?」
やっぱり、バレてる。
「そんなんじゃねぇよ。 この週末はクリスマスも近いし、明良と仁も来るから」
「あっ……」
そうだったんだ。
カレンダーの並びが悪くて、クリスマス・イヴは平日。
この週末を過ぎると、月曜日に出勤するとまた火曜日は祝日で……。
だから、この週末にホームパーティーを開催する人が多いとどこかで聞いた気がする。
「まあ、お前がそれでも用事があると言うなら、別にいいけどな?」
高橋さんが、意地悪そうに聞いてくる。
「い、いいえ。 そんなことないです。 お泊まりしますよ。 お泊まりします。 お泊まりさせて下さい。 お願いします」
「フッ……いい子。 でも、ちょっと俺もエロいかもよ」
エッ……。
その言葉に固まってしまった私からブランケットを受け取ると、高橋さんがトランクにしまった。
『でも、ちょっと俺もエロいかもよ』
車に乗っても、先ほど高橋さんが言った言葉が、ずっとリフレインしている。
私の家に向かう間中、そのことで頭の中がいっぱいだった。
高橋さんが、そんなことをサラッと言うということは……。
また、寝かせてもらえないの?
そんな……。
はぁ……どうしよう。
いろいろなことが、頭の中を巡っている。