五年の想いを抱えて
さらに季節が進んだ。
テスト勉強を一緒にやったり、たくさん遊びにも行った。
朝や帰りもいつの間にか一緒に行き帰りするようになって、一緒に過ごす時間が増えていった。
「あー、やっと終わった!」
「相変わらず校長の話長いわ」
終業式終わりの体育館は外の寒さに対して騒がしい。
そのまま、教室で成績表をもらってその日は解散になった。
「玲ー、じゃーね!また年明けに!」
「じゃーねーみなみー」
「じゃあな」
「じゃあね慎也」