2色のハチマキに想いを、
心配そうにも、
見える真由の顔を見ながら............
「えっ、えぇぇ!私の彼氏は?」
頬を挟まれたままで言葉を発すると。
「人に言われなきゃ、
〝恋〟に気づかない時点でアウト!」
そう言ってから、
──────パチンッと弾かれたおでこ。
「い゛だ!真由ってば、なにすんのさ!」
おでこを抑えながら、
私より背の高い真由を見上げると。
「まぁ、でも............っ、
美弥が〝恋〟したのは嬉しかったり、もする」
照れながらそう言う真由の顔。
そんな真由の顔を見ていたら。
「こっ、......恋ってこの先どうするの!?」
この先の行動を、
知りたくて出した言葉だった............