別居恋愛 ~もう一度恋からはじめよう~
「ここすごいね。植物に囲まれてる」
温室の中に入るとたくさんの植物が生い茂っていた。背の高い植物も多いから本当に植物に囲まれたような空間になっている。
「俺、こういうところ来るの初めてかも。結構いいな。どぎつい見た目の植物とかあって面白い」
「確かに、面白いね。子供の頃はここ怖がってた気がするけど」
何となくではあるが、温室に足を踏み入れた瞬間にそんな記憶が蘇ってきた。母に掴まりながら歩いていた気がする。
「そうなんだ。結構背の高い植物もあるし、確かに小さい子供からすると怖く見えたりするかもな」
「うん、そうだね。この植物園さ、私が子供の頃によく連れてきてもらったんだよね。大きくなってからは全然来てなかったんだけど、大人になってみると結構楽しいものだね」
「そっか。瞳の想い出の場所なんだな。なんかいいな。俺の知らない瞳に触れてるみたいで楽しい」
「そう?」
「ああ。それで二人の想い出の場所にもなったら嬉しいし」
確かにそれは素敵だなと思う。次にここを訪れたときには、今の会話も想い出として思い起こされるのだろう。
「確かに。いいね。私も拓海の想い出の場所に行ってみたいな」
「はは、いいよ。今度連れてく」
「本当? 楽しみにしてる」
拓海の大事な場所へ立ち入ることを許されたようでとても嬉しかった。拓海もその場所で瞳との想い出を刻んでくれたらいいなと思う。
温室の中に入るとたくさんの植物が生い茂っていた。背の高い植物も多いから本当に植物に囲まれたような空間になっている。
「俺、こういうところ来るの初めてかも。結構いいな。どぎつい見た目の植物とかあって面白い」
「確かに、面白いね。子供の頃はここ怖がってた気がするけど」
何となくではあるが、温室に足を踏み入れた瞬間にそんな記憶が蘇ってきた。母に掴まりながら歩いていた気がする。
「そうなんだ。結構背の高い植物もあるし、確かに小さい子供からすると怖く見えたりするかもな」
「うん、そうだね。この植物園さ、私が子供の頃によく連れてきてもらったんだよね。大きくなってからは全然来てなかったんだけど、大人になってみると結構楽しいものだね」
「そっか。瞳の想い出の場所なんだな。なんかいいな。俺の知らない瞳に触れてるみたいで楽しい」
「そう?」
「ああ。それで二人の想い出の場所にもなったら嬉しいし」
確かにそれは素敵だなと思う。次にここを訪れたときには、今の会話も想い出として思い起こされるのだろう。
「確かに。いいね。私も拓海の想い出の場所に行ってみたいな」
「はは、いいよ。今度連れてく」
「本当? 楽しみにしてる」
拓海の大事な場所へ立ち入ることを許されたようでとても嬉しかった。拓海もその場所で瞳との想い出を刻んでくれたらいいなと思う。