別居恋愛 ~もう一度恋からはじめよう~
瞳はケーキをすぐに冷蔵庫へと入れると、拓海にも手伝ってもらいながら、他の購入物をすべて片づけていった。
全部を片づけ終えると時刻は十五時半でおやつの時間にちょうどいい頃だった。聖が帰ってくる前に食べ終えなければならないし、今のうちに買ってきたケーキを食べてしまおうと、瞳はリビングテーブルにケーキとコーヒーを並べて置いた。
二人だけだし向かい合わせで座るのが自然だろうと瞳はケーキを向かい合う席に配置したのだが、拓海はそれを移動させてわざわざ瞳の隣へと座ってきた。
「二人なのに隣座るの?」
「別にいいだろ?」
「ふふ。いいよ」
拓海の行動がかわいくて、瞳は笑いながら承諾していた。少しでも瞳の近くがいいと言われているようでとても嬉しかった。
瞳の前にはピスタチオのムースケーキ、拓海の前にはチョコレートケーキが置かれている。瞳は早速ケーキを口にしようと手元のフォークに手を伸ばそうとしたが、それを手にする前に拓海から待ったの声がかかってしまった。
全部を片づけ終えると時刻は十五時半でおやつの時間にちょうどいい頃だった。聖が帰ってくる前に食べ終えなければならないし、今のうちに買ってきたケーキを食べてしまおうと、瞳はリビングテーブルにケーキとコーヒーを並べて置いた。
二人だけだし向かい合わせで座るのが自然だろうと瞳はケーキを向かい合う席に配置したのだが、拓海はそれを移動させてわざわざ瞳の隣へと座ってきた。
「二人なのに隣座るの?」
「別にいいだろ?」
「ふふ。いいよ」
拓海の行動がかわいくて、瞳は笑いながら承諾していた。少しでも瞳の近くがいいと言われているようでとても嬉しかった。
瞳の前にはピスタチオのムースケーキ、拓海の前にはチョコレートケーキが置かれている。瞳は早速ケーキを口にしようと手元のフォークに手を伸ばそうとしたが、それを手にする前に拓海から待ったの声がかかってしまった。