女流棋士はクールな御曹司と婚約したい
「君は5才で、指すたび強くなって、それが楽しみだった。君と将棋を指す時間が3段リーグより大事になって」
「翡翠さんに連れられて、大会に参戦したり研修会に通うのは楽しみでしたし、勉強になりしたわ」
「そうだったな。君はいつも目を輝かせていた」
「……今でもWEB対局をなさっていますわよね、奨励会を退会なさった後からもずっと」
「そう、息抜きに。将棋は今でも楽しいからな。それと君を将棋に誘ったのは俺だから」
「翡翠さんが奨励会に居た頃のこと、わたくしは殆ど知りませんけれど、翡翠さんが将棋を好きなのはわかりますわ」
「俺は君が強くなっていくのを見ているのが、嬉しいんだ」
「私、将棋を教えていただいて救われましたわ。だから、もっともっと強くなりたい。強くなれますわ。翡翠さんが見ていてくださるんですもの」
飛行機の出発時間が迫っていた。
「翡翠さんに連れられて、大会に参戦したり研修会に通うのは楽しみでしたし、勉強になりしたわ」
「そうだったな。君はいつも目を輝かせていた」
「……今でもWEB対局をなさっていますわよね、奨励会を退会なさった後からもずっと」
「そう、息抜きに。将棋は今でも楽しいからな。それと君を将棋に誘ったのは俺だから」
「翡翠さんが奨励会に居た頃のこと、わたくしは殆ど知りませんけれど、翡翠さんが将棋を好きなのはわかりますわ」
「俺は君が強くなっていくのを見ているのが、嬉しいんだ」
「私、将棋を教えていただいて救われましたわ。だから、もっともっと強くなりたい。強くなれますわ。翡翠さんが見ていてくださるんですもの」
飛行機の出発時間が迫っていた。