幽霊の依子さんは 今日も旦那様を愛す
大路さんに風邪薬を飲ませて、眠ったことを確認して、リビングへ行った。
一角にある写真の前に立つ。
奥さん、亡くなってたんだ・・・。
「綺麗な人・・・」
写真にはこちらを向いて微笑む美人な奥さんがいた。
まだ若い。私くらいの頃の写真かしら?
グラスのお水を交換しながら胸が苦しくなった。
高熱でフラフラなのに、奥さんの水を代えようよしたり、ずっと結婚指輪をはめてるし、奥さんのこと、大好きなんだろう。
奥さんの写真に手を合わせた。
「こんばんは。夜分にすみません。
私、姫川弥生と申します。大路さんが熱でフラフラだったので送ってきました。
もう少し、看病しようと思うのでおじゃましますね」
そう言って他界されたであろう奥様にペコリとお辞儀した。
一角にある写真の前に立つ。
奥さん、亡くなってたんだ・・・。
「綺麗な人・・・」
写真にはこちらを向いて微笑む美人な奥さんがいた。
まだ若い。私くらいの頃の写真かしら?
グラスのお水を交換しながら胸が苦しくなった。
高熱でフラフラなのに、奥さんの水を代えようよしたり、ずっと結婚指輪をはめてるし、奥さんのこと、大好きなんだろう。
奥さんの写真に手を合わせた。
「こんばんは。夜分にすみません。
私、姫川弥生と申します。大路さんが熱でフラフラだったので送ってきました。
もう少し、看病しようと思うのでおじゃましますね」
そう言って他界されたであろう奥様にペコリとお辞儀した。