課長のケーキは甘い包囲網

「だって……今度こそ本気なんですよね?ケーキを焼いたくらいだから嘘じゃないですよね?」

「ああ、嘘じゃないぞ」

 そう言うとまたキスをした。段々深いキスになって、止まらなくなった。

 ベッドへ担ぎ込まれて結局彼も服を脱いで止まらなくなってしまった。

「……あ、ああん」

「ああ、すみれ……やっと、だ。今日は会社休んでいいぞ。課長の俺が許す。俺は昼から出るとするかな……」

「あ、あん、だめ、だめ……」

「可愛い、綺麗だぞ、すみれ……」

 そう言うと、私の身体をなぞり、ゆっくり愛し始めた。

 痛みが違う感覚になっていく。
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