なぜか、溺愛される1日を繰り返しています。
☆☆☆

「最低……」


1人で電車を待ちながら彩は呟く。
浮気の真相を知りたかったのに、いざ知ると胸が痛くて仕方ない。

知明のわけのわからない言い訳を思い出す度に自分の体の一部がえぐられるようだ。
彩は泣き出してしまわないようにグッと奥歯に力を込めて電車を待ったのだった。
< 45 / 92 >

この作品をシェア

pagetop