なぜか、溺愛される1日を繰り返しています。
「そんなことはないと思うけど、ちょっとした変化はあっていいんんじゃない?」


ちょっとした変化。
だけど結婚となると大きな変化だよなぁ。

家を出て達也とふたり暮らしすることにもなるんだろうし、由佳の生活はガラリと変わってしまう。
もしかして達也はそのときのことを心配して、こんな話をはじめたのかもしれない。


「ほら、ソフトクリーム溶けてるよ」

「うん」


由佳は慌てて溶けて流れてきたソフトクリームに口を付けたのだった。
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