なぜか、溺愛される1日を繰り返しています。
そんな感情に突き動かされるようにして回れ右をして走り出した。
達也が追いかけてくるかと思ったけれど、その気配はなかった。

プロポーズを断られたことで茫然自失となって、動けないでいるのかもしれない。
だけどそんなこと気にしていられなかった。

とにかくここから離れたかった。
ここから離れて、冷静になって頭を冷やすんだ。

何度も砂浜に足をとられながらも、由佳は振り向かずに走り続けたのだった。
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