愛に恋した私たち。
この男子はわかっていないようだ。
この様な行動をとる時点で好感度が下がると言う事を。
少し黙っていた私を急かす様に手を握るのを強めた。
私は痛くて顔が歪みそうになるが堪えた。
「返事、今欲しいんだけど、、!」
私は痛さと苛立ちで歪みそうになる表情を堪え、再度、今度は相手の目をまっすぐに捉え「ごめんなさい。」とだけ言った。
すると相手は更に手を握るのを強めた。流石に痛過ぎて表情に出る。
「マジで聞き分けねえのなおまえ!!」
私の手を握った手とは逆の空いている手を上に振り上げた。
叩かれると思った。
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