愛に恋した私たち。
瞬間「ガチャン!」と屋上の扉が開いた。入ってきたのは茶髪の男子生徒。

「あ。」

その生徒は一歩踏み入れ、一言だけ呟いた。
この時、この場の三人が固まった。
数秒の沈黙を破り、先に声を上げたのは入ってきた男子生徒だった。
「すみません。空気を壊してしまいました。」
彼はそれだけ言って去って行った。
かと思えば「ガチャン!」と音が響き再び入ってきた。
すると「バタン」と扉を閉めた。
そう、彼は屋上へと入ってきたのだ。
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