魅惑的だよ君は
『新入生の皆さん、部活動、サークルの参加を
是非お待ちしてます………』
と司会者の挨拶で
歓迎会のステージも全て終了した
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歓迎会終了後、
まだ会場に残っている人も多く、ザワザワしていた。
朝から落ち込んでいた群司の元気が戻ったのか
「亜美さ、サークルとか入る気ない?
バイトで忙しい?」
と元気よく聞いてきた
「サークル…」
ーバイトは週2の予定だし、
ーサークルに行く時間はありそうかな…
ー運動も勉強も得意じゃないけど
ー入れそうなところあるかな…?
不安そうな私を気にもせず
「俺と一緒にダンスサークルに入らない?」
と、さらに元気良く聞いてきた
「え…?ダンスサークル?
あんなすごい人たちについていける自信ないよ…」
さっきのステージの激しいダンスを思い出す
「いや、大丈夫だから絶対向いてる」
私の目をまっすぐ見つめる群司
「絶対向いてない…!ダメだって、
迷惑かけちゃうから…!」
ー私、究極の運動音痴なの…!
ものすごい勢いで
首を振りながら否定する私をみて
群司がニヤニヤしながら言ってきた
「運動音痴でも心配するな、
マネージャーとかどうかなって笑」
ーマネージャー…?
ー……………
ー…………
ーちょっと待って…!
ーダンサーかと思ってすごい否定しちゃった…
急に恥ずかしくなって
顔が赤くなるのが自分でもわかった
ーもう、最初からそう言ってよ…!
恥ずかしさを隠すために目を逸らした
「おいおい、可愛い過ぎんだろ」
と私には聞こえない声で誰かがつぶやいた