俺が必ずこの女を殺す
マジかよ……。数本て……

ティアラの言葉にハッ!となり、しゅん。と肩を落としたした澪奈は素早く俺から離れて手すりに顎をちょこんと乗せた。

「……っ、……めんね。……っ、…めんね」

ーー‪”‬ ご め ん ね ‪”‬

澪奈の頬にツー、と涙が伝う。

……そんな、いいのに…。

「……いい、…よ」

カラカラな喉に声を通して手のひらを澪奈の頬に当てる。なんか腕が重い気がしてこの体がだいぶ鈍っているのを感じた。

「あのさ…俺、死んだんじゃ……」

この中では1番まともなティアラの方に視線を移し尋ねる。

だって俺……死んだ、よな?

爆弾があれして…それで……、、

考えている途中にティアラが声を上げる。

「死んでねぇよ!てか、てめぇ、もう1ヶ月も意識不明だったんだぞ!?」

あぁ……1ヶ月…か。

ん……?1ヶ月!?

1ヶ月……!?

「え!?まじかよ!……っていった…、、」

驚きのあまり起き上がろうとするが胸の辺りにまた痛みが走った。

「柚季さん!まだ起き上がったらダメですーー!」
< 210 / 230 >

この作品をシェア

pagetop