俺が必ずこの女を殺す
混乱の中かわい子ちゃんの安否が気になり中に入ってみると……、

なんだよこれ……っ!やべぇことになってやがる!

壁際に西島のバカ野郎とかわい子ちゃんが倒れていて急いで駆け寄った。

「おい!西島のばっきゃろう!かわい子ちゃん!」

2人は寝ているのか、呼びかけても反応がなかった。

さらに2人のすぐ近くにはピッ、ピッ、と音を発する………………爆弾!?

覗き込むと表示された時間は刻一刻と進んでいてちょうど【03︰00】から【02︰59】に変わるところだった。

2分!?

おいおいおい!!なんだよこれ!

どういう状況だよ!

あたしの心臓も今まさに爆発するかのようにバクバクと音を立てていた。

しかし決して怯える気持ちからバクバクしているんじゃない。

言うならば高揚感だ。

早くこの建物から出なくちゃ!よりも
早くこの爆弾処理しないと!だった。

やっばー!テンション上がる!!

あたしが爆弾処理班を志した理由!

それは……、何を隠そう…


赤と青のコードを切りたかったからだ!


爆弾を手に乗り慎重にひっくり返してみる。
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