俺が必ずこの女を殺す
* お ま け *

「澪奈。俺以外の人間にあんまベタベタ触らせんなよ…?」

ある日のこと。
貫通するぐらい私を見つめる柚季にそんなことを言われた。

「うん!分かった!」

どうしたんだろ?いきなり。

訳が分からず、とりあえず元気よく頷いてみせる。

私、柚季以外におっぱいとか触らせたかなー?

「本当に分かったのか?」

しかしさっきの頷きは全く信用してもらえず……、再び不信感漂う瞳で質問される。

「分かっ、てるよ?」

「変な間あったな」

「えっ……? ひゃっぁ……」

「~~~~っ」

次の瞬間。
首筋に吸血鬼に血を吸われてるみたいな感覚が走り、勝手にふぬけた声が漏れる。

「ゆず……っ、ひっゃぁ…っ、、ぁ」

「……次触らせたらもっと付けるから」

唇が離れていって、柚季にしては珍しくムスッ、としながらそう言った。

あ、いや……?でも最近柚季のこの顔……よく見るかも……。そういえば……私がティアラちゃんとお話してる時とか…………。。

「…あっ、」
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