俺が必ずこの女を殺す
俺は病室の扉に手をかけ、ゆっくり開けた。
いた。
女だ。
呑気に眠りについてる女を発見した俺はベッドに歩み寄る。
ベッドには
【綾瀬 澪奈(17)】と書かれたネームプレートがあった。
なんだこいつ、17なのか。
俺と同い年じゃねぇか。
へぇー、と思いながら女の顔を覗き込む。
呼吸に応じて上下する掛け布団の中、伏せられた長いまつ毛と、白いすべすべそうな肌……。
酸素マスクの中にはちょこんと乗った小さな鼻と唇……。
それらのパーツを1ミリも動かす事無く、
スースー、とただ呼吸する女がそこにいた。
パッツン前髪で肩まである黒髪。
なんか日本人形みたいなやつ…。
それにしても階段で足を踏み違えて入院、だなんてマヌケな女だ。殺すのは簡単そうだ。
よし。女の腕に着いてる点滴をこの毒薬と入れ替えりゃ1発だ。
女が目を覚まさないうちに、っと…。
布団からはみ出す今にもポキッ、と折れそうなか細い腕から伸びた点滴に手を伸ばそうとしたその時だった。
ーーガラー…
やべ。しまった!
誰かが病室の扉を開けたのだ。
「あら?澪奈ちゃんの同級生?」
看護師だ。
あっぶねー。
いた。
女だ。
呑気に眠りについてる女を発見した俺はベッドに歩み寄る。
ベッドには
【綾瀬 澪奈(17)】と書かれたネームプレートがあった。
なんだこいつ、17なのか。
俺と同い年じゃねぇか。
へぇー、と思いながら女の顔を覗き込む。
呼吸に応じて上下する掛け布団の中、伏せられた長いまつ毛と、白いすべすべそうな肌……。
酸素マスクの中にはちょこんと乗った小さな鼻と唇……。
それらのパーツを1ミリも動かす事無く、
スースー、とただ呼吸する女がそこにいた。
パッツン前髪で肩まである黒髪。
なんか日本人形みたいなやつ…。
それにしても階段で足を踏み違えて入院、だなんてマヌケな女だ。殺すのは簡単そうだ。
よし。女の腕に着いてる点滴をこの毒薬と入れ替えりゃ1発だ。
女が目を覚まさないうちに、っと…。
布団からはみ出す今にもポキッ、と折れそうなか細い腕から伸びた点滴に手を伸ばそうとしたその時だった。
ーーガラー…
やべ。しまった!
誰かが病室の扉を開けたのだ。
「あら?澪奈ちゃんの同級生?」
看護師だ。
あっぶねー。