佐藤 しおりの幸せ探し〜揺れる恋
そういうなり、目の前にあるベットに押し倒されるしおり。その上から零士が襲いかかってきたのだ。
今までにない興奮で、零士は、新たな扉を完全に開いたのだった。
散々な目にあったしおりは、休日明けの香織を待ち構えて睨んでいた。
「しおりさん、怖いです。何かありましたか?」
「あったのよ。なんで零士に下着を買ったこと話してるのよ」
「あー、盛り上がりました?こっちは大地さん、凄く喜んでくれて、ネットで一緒に何着か選んだんですよ」
この2人は、そういうことに抵抗はないのだ。いや、むしろ、楽しんでいると遠い目をして見るしおり。
「…もう、あなた達のことはいーの。見るのと着るのじゃ、全然違ったのよ」
「そうですか?見たままだと思うんですけど、まぁ、しおりさん、いい体してますからね…」
しおりの体を、服の上から羨ましそうに見つめる香織だった。
「その目つき、やめて」
「えへへ…兎に角、更に仲が深まって良かったですね」
しおりは、2度と購入しないと決意するのだが、味をしめた零士により、ランジェリーや際どいルームウェアなどを度々送られるようになり、なんだかんだと言いくるめられて、着る羽目になる。
その後の展開は、零士の望むことになるのだった。