佐藤 しおりの幸せ探し〜揺れる恋
4
重量感のあるドアを開けると、中は賑わっていて、カウンターの男性が「いらっしゃいませ」と声をかけてくる。
「少し早いんですけど、8時に東雲で予約してると思うんですが、席、空いてますか?」
「お待ちしてました。お疲れ様は、お越しですよ。お席にスタッフがご案内します」
ホールにいたスタッフにより、奥へと案内されると、ボックス席で、庭が見える素敵な席だった。
「東雲さん、先に来てたんですね」
「しおりちゃん、待ってたよ。ここ座って」
東雲は、自分の隣にしおりを誘導するので、ここで拒否するほど空気が読めないわけじゃないと隣に腰掛けた。
すると、必然的に香織が空いてる席にとなるのだが、恥ずかしがる香織は立ったままでいる。
「隣どうぞ」
「失礼します」
動作と言葉がおかしくなっている香織は、かなり舞い上がっているようだ。
「よし、揃ったし、自己紹介の前に飲み物頼もう。何にする?」
それぞれ、最初なのでビールとなり、スタッフに4人分のビールとおまかせコースの料理を頼むことになった。
すぐに、ビールとおつまみにとチーズの盛り合わせがテーブルに並び、彩りサラダが前菜として届いた。
「じゃあ、まずはかんぱーい」
こういう場に慣れてる様子の東雲は、仕切りグラスを4人と重ねていく。
「少し早いんですけど、8時に東雲で予約してると思うんですが、席、空いてますか?」
「お待ちしてました。お疲れ様は、お越しですよ。お席にスタッフがご案内します」
ホールにいたスタッフにより、奥へと案内されると、ボックス席で、庭が見える素敵な席だった。
「東雲さん、先に来てたんですね」
「しおりちゃん、待ってたよ。ここ座って」
東雲は、自分の隣にしおりを誘導するので、ここで拒否するほど空気が読めないわけじゃないと隣に腰掛けた。
すると、必然的に香織が空いてる席にとなるのだが、恥ずかしがる香織は立ったままでいる。
「隣どうぞ」
「失礼します」
動作と言葉がおかしくなっている香織は、かなり舞い上がっているようだ。
「よし、揃ったし、自己紹介の前に飲み物頼もう。何にする?」
それぞれ、最初なのでビールとなり、スタッフに4人分のビールとおまかせコースの料理を頼むことになった。
すぐに、ビールとおつまみにとチーズの盛り合わせがテーブルに並び、彩りサラダが前菜として届いた。
「じゃあ、まずはかんぱーい」
こういう場に慣れてる様子の東雲は、仕切りグラスを4人と重ねていく。