その執事、プライベート立ち入り禁止につき
「先ほど、玲紗様からの手紙を読みました。この屋敷は売らない、と」

「はい。・・・・それに、祖母が大切にしていたこの家は私がこれから住みながら管理します」

私ははっきりと答えた。

ずっと考えてやっと出た答えだった。

主人のいない家は廃れていくに決まっている。
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